火山ガールがゆくっ!室蘭からフェリーに乗って早池峰山へ!
さあ、今度は火山ガールが早池峰山へ行ってきましたよ✨
早池峰山(ハヤチネサン)とは…
岩手県にある標高1917mの山。
全山が超塩基性岩のかんらん岩!!
蛇紋岩でできているのです。
(岩石の表面に蛇のような紋様が見られることから、蛇紋岩と命名された。ちなみにアポイ岳もかんらん岩で蛇紋岩植物が人気です。)
ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ナンブトウウチソウなどを代表とする、蛇紋岩地帯の植生で、マニアには人気が高い。
高山植物の好きな人には憧れの山となっているそうです。
さて、何故今回私が早池峰山に来たか?
弾丸ツアーとして、学び含め早池峰山へ登山しました。
そしてここでミソなのが…
【移動手段】です!!
一日一便しかありませんが、
2棟室であれば片道6.000円、さらにネット割引や早割や、団体割引がありさらにお得!
夜20:00時に出港し、室蘭市の今話題の夜景を見ながら軽く晩酌して
21:00までに風呂に入り(なんと、フェリーに大浴場がある!!洗い場は4つで浴槽には5人くらいは入れます)
あとは寝ながら朝の6:00に夜明けとともに三陸入りです。✨
ここからの今回の詳しい行程はまた後ほど!!
さて、ここからは私が感じたことを
忘れないうちに書き留めておこうとおもいます。
忘れもしない…宮古市といえば3.11です。
閉伊川の防波堤を乗り越えて市街地の2階3階あたりまで浸水した場所です。
(宮古市田老では津波の最大の高さが39メートルもあったそうです)
おそらく良くテレビや写真などでみる乗り越えた時の映像や画像の場所はこの辺りです。
↓宮古市の市の職員の方が撮影していた動画の一部をおかりしました。
フェリー乗り場付近には、高い防波堤も新たに作られていました。
災害から7年経った町並みは、町を取り戻しているように感じ、私たちは復興した町の元気さとたくましさを感じました。
美味しい海の幸も堪能し、景色も人も味覚も最高!!と片道6000円を満喫したのです。
行きのフェリーではガスで見ることができませんでしたが、宮古から朝の8:00に出港し
改めて海から町を見ることができました。
なんて美しいリアス海岸なんでしょうか。
リアス海岸は海面の上昇で陸地の谷が水没してできた地形で、岬と入り江の複雑な海岸線になっています。
だからこんなにも美しい!!
ただ…この海岸のなかでも特にV字型の入り江に入り込んだ津波は、両岸が狭くなるため、波が一層高くなるのです。
そのため、写真ではうつせませんでしたが、
今ではそれはそれは高い防波堤が建設され、
海からもそれがわかるほどでした。
自然の目線に立ってみてみることの重要性を、私は有珠山、昭和新山での減災教育から学びました。
年に数回しか行われない、入山禁止区域内に登山し
山から自分達の町を見下ろしてみる。
下から見上げてみるのと、山から見下ろしてみるのとでは、見える世界が全く違うことに驚きます。
その場所に立って山の気持ちで町を見下ろしてみたならば、何故自分がこんな近い距離を選んで住んでいるのか?
ちょっと怖くなります。
でもこの怖さが、自然を知ることだったり災害が起こった時に行動できる力に変わるのではないかと思うのです。
『正しく怖れる』というのが、減災教育を学ぶ上で大切な部分ではないかと…私は思うのです。
フェリーから、このリアス海岸をみながら美しさの中にある自然の威力。
宮古市で見た弱さの中の人の強さ。
私たち洞爺湖有珠山地域で活動するジオパーク友の会の一員として、そして洞爺湖有珠山地域で防災教育に力を入れて行きたい人として、今回凄く良い旅をさせていただきました。
自然とうまくお付き合いしていくにはやはり、見て、体験して感じなければならないと再確認しました。
今回のこの新航路ができたことによって例えばフェリーでそういう災害の学びができる場所や人を配置するとか、
北海道に来るインバウンド客が北海道とこのフェリーに乗り宮古に来て災害ツアーを体験するとか、はたまた互いの地域の子供達で復興フォーラムや減災フォーラムをやるとか、何かそういう繋がりを持てたら、ハード面だけでないソフト面での新たな新航路ができるんではないか?
と…密かに思うのです。
何はともあれ、自然とは偉大で人に幸せを与えてくれますね。
今回はそれが体感できて良かった!!
楽しかった!
今のところフェリーは順調に…
そして出港から2時間弱…電波もあります。
続きはまた次回へ!