火山ガールがゆく!「下北ジオパーク」へ行ってきました!!と・・・その前に。
火山ガールとは・・・かざんが、あるとこに住むガール= 火山ガール
とも訳せます。
私の住む「洞爺湖有珠山ジオパーク」では
「火山性ウイルス」なる言葉が流行しています。
これは火山の虜になった人たちのことを言うのですが(私はそう言う認識をしております)
この洞爺湖有珠山ジオパーク周域に住む方々はこの
「火山性ウイルス感染者」続出のようです。
(その移住経緯はこちらをご覧ください・・・移住エピソード)
感染したな・・・と思っております。
何故ならば・・・・
この地域は「生きている大地」活火山と共生する町であり、
世にも珍しい民間が所有する火山で天然記念物にも指定されている
「昭和新山」なる町のシンボルの火山が存在するからです。
なんとも美しい姿。
惚れ惚れしてしまいます。
昭和新山は昭和18年から20年にかけての火山活動によって
麦畑が隆起してできた山なんです。
なんとその昭和新山の誕生を見守り、観測し続けていた方がいるんです!!
それは「三松正夫」さんと言う方です。
三松さんの観測し続けてきた記録がのちに
「ミマツダイアグラム」として、世界で唯一の火山誕生の記録として評価されました。
(・・・詳しくはこちらを参照ください。)
さらに三松さんは火山誕生の観測記録を生み出しただけでなく、その後この山を全財産叩いて買い、火山の所有者となったのです!!
(そこには涙無くしては語れないエピソードがあるのです・・・そのお話は是非昭和新山に訪れて知ってくださいね!)
現在は三松正夫さんのご子息で三松正夫記念館の館長が所有者となっています。
私は現在、北海道有珠郡壮瞥町の地域おこし協力隊(嘱託職員)として役場で勤務していますが、勤務初日、ある方の隣にデスクを置くこととなります・・・。
ある方とは・・・
なんと!この「三松正夫」さんのお孫さんだったのです。
(これから任期3年の間、私の上司となります)
「昭和新山は天然記念物で所有者は民間の方だった!!」
と言うだけでもびっくりなのに、隣に座る方がまさかのまさか、三松さんのお孫さんだとは、お口があんぐりでした。
昭和新山のお話を聞いたり実際に昭和新山に足を運んでみたり、地球のダイナミックさを目の当たりにし、もう火山が私の心を鷲掴みにしていくのです。
昭和新山は何万年、何十万年、何百万年、何千万年、何億年と言う様々な歴史を持つ地球のダイナミズムと比較すると誕生して「72年」と言う月日ですから・・・できたばかりのお腹の中にいる赤ちゃんのような感じもします。
生きているうちにこんな山と出会えて、ともに過ごすことができるのは
とっても幸せなことです。本当に来てよかったなあと感じる日々です。
そしてそんな出会いから広がり、今ではいろんな火山が気になって気になって
知りたくて知りたくて・・・「火山ガール」が誕生したと言うわけです。
日本には43のジオパークがありますが、まずはこの43のジオパークを制覇するのが私の目標です。
そこからまだ認定されていないジオパークを目指す地域のことや、あまり知られていないジオ(地球)の魅力がたくさんあると思いますので発掘していきたいですね!!
「洞爺湖有珠ジオパーク友の会」主催の「下北半島ジオパーク視察」に行って来ましたのでその様子をレポートしたいと思います。
・・・・次回へ続く・・・・